黒牢城めっちゃおもしろいじゃん
みんなが面白い面白いと言っていた黒牢城をやっと読み終わりました。
1章を読み終わった時点で面白いのは分かっていたのですが、時代小説を読むのが初めてのため全て読むのにめちゃくちゃ時間がかかりました。
4〜5ヶ月ぐらいかかってます。
キレイにまとまって終わった本でした。電子書籍でのページ数は1000ページ弱。4つの章に分かれて構成されています。その為非常に読みやすかったです。短篇集とまではいきませんが、一つ一つの章で事件を解決するため1章ごとの読み応えがありました。どの章も面白く楽しんで読むことができました。
その一方、時代小説に不慣れなため出てくる単語の読み方だったり意味が分からなかったり、今ひとつ文章の風景を思い浮かべることが出来ずらく読むのには集中力が必要な作品でもありました。
とは言え、城の構造や人物のつけている武具などを思い浮かべながら読むのはとても楽しかったです。
荒木村重が好きになった。
読み終わった人全員が好きになるであろうこの本の主人公、村重を好きになりました。そもそも読むまで主人公は黒田官兵衛だと思ってました。名前は聞いたことあるけど、戦国時代の何をした人かはよく分からない人でもありました。
が、この小説のおかげで愛着が湧きwikiや荒木村重について書いてあるサイトを読むまでになりました。
この本に描かれている村重の感情やどうして謀反したのかなどは想像でしかないのですが、非常に面白く事実であったらいいなと感じました。
他の登場人物の十右衛門も特に好きになりました。
めちゃくちゃ面白い良い本でした。